ある日、ハンバーグを作りながら考えました。
「野菜を残してしまう我が子でも、ハンバーグに入れれば食べてくれるのでは!」と。
そこで、いろいろ試してみたのです。ピーマン、しいたけ、えのき、など。試したものは数知れず。
ところが、すべて作戦失敗でした…とほほ。子どもの味覚は敏感なのですね。
結局辿りついたのは、こちらのシンプルハンバーグ。
玉ねぎたっぷり、おまけに豆腐も入れて栄養価アップ。
大豆も野菜もたっぷり摂れてしまう、欲張りメニューとなっています。
これなら、豆腐をあまり食べない子どもたちも「おかわり!」。私と同じ量を食べてしまいますよ。
冷凍保存もできますし、アレンジも利くので作り置きもおすすめです。
【レシピ】玉ねぎたっぷり、ふんわり豆腐ハンバーグ
■材料(大人4人分)
・合い挽き肉 300~400グラム
・パン粉 3/4カップ
・絹ごし豆腐 150グラム
・玉ねぎ 大1/2個~小1個
・卵 1個
・顆粒コンソメ 小さじ2
・塩 小さじ1/3
・水 1/2カップ
・仕上げに添えるお好みの野菜 適量
ソース用材料
・ケチャップ 大さじ4
・焼肉のたれ、もしくはウスターソース 大さじ2
・みりん 小さじ2
・お好みでバター 大さじ2
■作り方
1 絹ごし豆腐はボウルに入れ、泡だて器で混ぜ、なめらかにしておく。そこへパン粉を入れ、豆腐の水気を吸わせておく。
※豆腐は水切りせずそのまま使ってください。手間が省けるうえ、ふっくらとしたハンバーグになります。
2 玉ねぎはみじん切りにする。
3 合い挽き肉、卵、2の玉ねぎ、コンソメ、塩を入れ、粘り気が出るまでしっかりと手でこねて混ぜる。
※ここでしっかりとこねることで、ふんわりジューシーな仕上がりになります。お店のハンバーグ屋さんは1度のハンバーグ作りでおよそ200回もこねるとのこと(!)。
4 約8等分し、厚さ1センチ位の丸い形に整える。
5 フライパンにサラダ油(分量外)大さじ1を熱し、4を並べる。強火で焼き目を付ける。裏返し、裏面にも焼き目がついたら水を入れ、フタをし、弱火に切り替え約12分蒸し焼きにする。
6 焼いている間にソースの材料を混ぜておく。
7 5が12分経ったら、フライパンの中の水分が飛ぶまで強火にして熱する。
8 火が通っているのを確認できたら火を止め取り出す。フライパンに残った肉汁はそのままにして、6のソースの材料を加えて再び火にかける。フライ返し等で混ぜながら、とろみがつくまで熱する。
※ソースには、ハンバーグから出た美味しい肉汁も活かして!
9 とろみがついたら火を止め、ハンバーグ、ソースの順に盛り付ける。お好みの野菜を添える。
■保存期間
冷蔵で4日程度、冷凍で2~3週間程度
→冷凍するときは、ひとつずつラップに包んで冷凍OKのポリ袋に入れ、そのまま冷凍庫へ。
解凍するときは、電子レンジで1個約40秒くらい温めてください。
(ハンバーグの大きさによって異なるので、様子を見ながら10秒ずつプラスしていって下さい。)
※後ほどご紹介するアレンジメニューもぜひお試しくださいね。
子どもに人気なのはなぜ?
■蒸し焼きにしたトロンと甘い玉ねぎが、ハンバーグにもソースにも
みじん切りにした玉ねぎは、そのままでは辛くてとても食べられません。大人でも難しいです。が、こちらのレシピでは10分以上蒸し焼きにしているので甘さいっぱいに。
また、最後にかけるソースはハンバーグから出てきた肉汁、玉ねぎの美味しさも一緒になるので旨みにあふれた仕上がりに。
想像しただけでおなかが減ってきてきます。
■豆腐がハンバーグに柔らかさ、まろやかさをプラス
絹ごし豆腐、つなぎとしていい仕事をしています。ふわっとまとまり、ハンバーグのボリュームも増すので見栄えもしますよ。
また、ハンバーグそのものも優しい味わいにしてくれます。
※つくねや肉団子を作る時にも応用できます!
我が家で人気のアレンジメニュー
・ソースをポン酢、大根おろしに変えて和風ハンバーグに。大葉を添えるともっと本格的です。
・目玉焼きとともに、ほかほかごはんに乗せてロコモコに。
※「ハンバーグが少しだけ残っちゃったな」という時におすすめです。目玉焼きを添えるだけで豪華に見えるので、我が家では翌日のランチによくします。
まとめ
「玉ねぎたっぷり、ふんわり豆腐ハンバーグ」のレシピについて、ポイント、アレンジ案をご紹介しました。
■加熱した玉ねぎの甘さ、旨み
■豆腐の柔らかさ、まろやかさ
余談ですが、豆腐の量を変えると、柔らかさも変えることができます。
少なめにすると、お肉の味をしっかり味わえる固めの仕上がり。
多めにすると、それこそふんわり柔らかいハンバーグ。(多すぎると今度はタネがまとまりにくくなるので、そこはぜひ実験しながらお試しください。)
その時冷蔵庫にある豆腐の量で決めてしまうのもありかもしれませんね。
何度も何度も作ってきた我が家の王道レシピ、ぜひ作ってみて下さい。